GeneXusにはサードパーティ製のWorkWithPlus(以下WWP)と言う製品があります。
もともとGeneXusには標準でWorkWithと言う機能があるのですが、それの強化版です。
最初に伝えておくと、GeneXusを使ってシステムを作成するならWWPは絶対に使ったほうが良いです。
理由は下記の3点です。
デザイン性
生産性
統一性
デザイン性
GeneXus17までは「Carmine」というテーマでしたが、GeneXus18からは「Unanimo」というものになりました。
Unanimoになったことにより、WWPを使用しなくてもきれいな画面を作ることができるようになりましたが、それでもWWPには敵わないなと言う印象です。
またWWPにはいくつものデザインパターンが用意されており、カスタマイズ性にも優れております。
昔はシステムの見た目は後回しにして機能性を高めておりましたが、昨今UI/UXもよりレベルの高いものが求められるようになりました。
「簡単にデザイン性の高いシステムを作れる」と言うのがWWPを導入する一番の利点ではないでしょうか。
生産性
WWPには画面のレイアウトパターンが色々あり、直感的に画面を作ることができます。
作成中にビルドをしなくてもリアルタイムにレイアウトが見えるのも一つの特徴だと思います。
またGeneXusに標準実装されているGAM(認証認可の機能)とも相性が良く、高セキュリティなシステムも容易に作成できます。
他にも一覧からCSV、Excel、PDFが出力できる機能をプロパティ1つで実装できたり、登録者や登録日時といったWhoカラムへの値の設定もパターンで一括設定が可能です。
他にも便利な機能はたくさんあり個人的な感覚ですが、WWPを使った場合は使わなかった場合に比べて3倍以上生産性が上がると思います。
統一性
インスタンスと呼ばれる画面に、テーブルや項目やボタンを並べると、レイアウトを自動生成してくれるため、複数の開発者でそれぞれ画面を作っても、大きくレイアウトや操作性が異なることがありません。
また共通の機能の変更はパターンで一括修正が可能なため、修正時も統一性や生産性が高いです。
標準のパターン以外にもオリジナルのパターンが作成可能で、独自の機能もパターンを当てて作成することが可能です。
まとめ
私自身、一番最初にWWPの開発を行ったのが2014年で、その後GeneXusでシステム開発する時はWWPを使ったほうが良いですとお伝えしてきました。
幸いにも各企業様WWPを使用してくださり、ここ10年すべての開発でWWPを使用してきました。
その結果、どのシステムも生産性が格段に上がり、キレイで統一性の取れたシステムとなりました。
最後にいくつかWWPのデモ画面のURLを記載します。
よろしければご確認ください。
以上です。